くるるの杜では体験農場・調理加工体験室・直売所・レストランがあり、農業と食のかけはしの場所となっている。施設の一部、調理加工体験室で講師をされている五十嵐温子さんは、子供だけではなく大人にも農業と食のつながりの大切さについて、調理を通じて伝えている。料理教室ではなく、調理加工体験として五十嵐さんが伝えているお仕事を聞いた。

新しい仕事へのチャレンジ

将来はファームレストランを立ち上げたいという五十嵐さんは、数年前まで新篠津で農業を営んでいたという。「昔から農業が大好きで、農家になりたいという想いが強かったんです。数年前、約1,500坪の土地を借りて就農し、25種類前後の有機・無農薬の野菜を育てていました。珍しい野菜には必ず説明とレシピをつけたり、一般的な野菜であれば沢山の種類のレシピを用意していました。野菜を育てて販売するだけではなく、消費者の人達が美味しく食べてもらうところまで、見届けたかったんです。その後、ホクレンからくるるの杜の調理加工体験の講師をやらないかと誘っていただきました。」農家を続けたいという気持ちだったが、農地を借りる期限があったのと、畑の作物を通して食べることの大切さを伝えたい想いから、新しい仕事にチャレンジしたという。

「私のやりたいことは、くるるの小さい版なんです。」

将来の夢であるファームレストランをやるのなら、まず自分で野菜をつくって野菜の事をもっと知ってから、レストランをやろうと考えていた五十嵐さん。最終的な目標は、自分がつくった野菜を自分で料理して、みんなに安心・安全で美味しいものを食べてもらう事だという。「何事も急には進まないので、まずは農業を勉強して、次に料理をやって、という感じですね。くるるの杜では料理教室ではなく、調理加工体験として直売所の食材や、体験農場の旬の野菜を使い、畑の作物が食べ物になる瞬間を体験してもらっています。くるるの杜のビニールハウスでトマトをみんなで収穫して、調理加工体験で食べてもらったりもしましたよ。トマト嫌いな子供が自分の採ったものは食べられるようになっちゃいますからね。私のやりたいことは、くるるの杜の小さい版なんです。生産者と消費者のかけはしとなり、食の大切さを知ってほしいという想いがあったからこそ、ここで働いています。」たしかに五十嵐さんの行っている調理加工体験は調理・料理方法を専門的に教える料理教室ではなく、どちらかというと調理を通じて食材そのものを知ってもらう授業のようになっている。調理加工体験で使うメインの食材は、くるるの杜の畑で採れた野菜を使用する為、常に旬の作物と食のつながりを感じられるのだろう。

食べる事の大切さを伝え続けて

大自然が残り、鹿などのたくさんの動物も生息しているという北広島の広い敷地内で、畑作業や調理をしたり、レストランで食べることができるのは、とっても良い環境だと五十嵐さん。「食事をする時の環境、雰囲気はとっても大切だと思います。同じ食事でも、畑の近くで緑を見ながら食べた方が絶対美味しいですよね。自然が多く残る北広島だからこそです。これだけの大規模な施設をつくる事ができたのも、多くの人に利用してもらっているのも、自然の多さと土地の良さだと思います。」調理加工体験は多くの人がリピーターになっている。こまかな技術や専門的な話ではなく、食べる事の大切さを伝え続けているからではないだろうか。

くるるの杜 調理加工体験施設
担当   五十嵐温子
住所   北広島市大曲377-1
TEL   011-377-8700
定休日  

季節によって変更がありますので、

HPなどでご確認下さい。

URL   http://www.shokuiku-hokuren.jp/chori.html