独自の製法でつくり続けている、手作りハムとベーコンに定評があるエーデルワイスファームは、地元はもちろん道外からも注目を集めている。エーデルワイスファームが注目されているもうひとつの理由は、毎年秋に行われている「フロンティアフェスタ」という食のイベントにある。社長の野崎創さんは自社の商品を販売するだけではなく、地域の特色ある食材を美味しいお酒と音楽で楽しんでもらいたいというコンセプトで、敷地内でイベントを立ち上げた。のどかな田園風景の中、生演奏を聴きながら、地元地域のこだわりの美味しいものを食べることができるフロンティアフェスタは好評で、昨年2011年は2日で約7,000人もの集客があったという。

コミュニティをつくる大切な場所

「お客さんはもちろん、参加している人たちも楽しめるようなイベントをやってみたいという想いが一致したんです。 北広島ののどかな北海道らしい景色をみながら、仲間が集まり音楽を聞きながら、特別美味しい物やお酒を楽しめる場所を作りたかったんです。人が集まると仲間ができ、新たなコミュニティの場ができますよね。僕は人と人との“縁”ってとても大切だと思っています。イベント名のフロンティアとは開拓精神をもち続けていたいという気持ちでつけました。一人で出来る範囲は限られてしまうが、協力し合えば出来ることも大きくなる。そして、この場がコミュニティをつくる大切な場所になってもらいたかったんです。イベントが終わってもコミュニティができていればその後も繋がっていきますからね」。出展者も一緒に飲食しながら楽しそうに参加していた様子を話してくれている野崎さんこそが、このイベントを一番楽しんでいるに違いない。それこそがフロンティアフェスタに多くの人が集まる理由だろう。

ワクワクドキドキ、キラキラするような期待感

「このイベントを立ち上げようとした最初は、誰にも相手にされませんでした。自治体や経済団体などにあっさりと断られ、開催を諦めようと思ったんですが、当時のサッポロビールの部長と小林酒造の専務が、取りあえずやってみよう、あとの問題は参加者みんなで負担すればいいと言ってくれたんです。そこからは、賛同してくれる仲間を集めました。お金を出してもらうことより、それぞれが持っている技術や物を提供することをお願いしました。今までに無かったようなイベントをするからと、知り合いの会社にお願いして関連会社から簡易トイレを、警備会社から警備員を派遣して頂いたり、サッポロビールからは椅子や机の備品を貸して頂いたりね。他にも数えきれないくらい様々な企業や個人からの協力の申し出がありました。当初の予算の半分ほどで開催できたのは、支えてくれる人と人との繋がりがあったからです。お客様も私たちも一緒になって、ワクワクドキドキキラキラするような楽しいことをしていこうという期待感と賛同してくれる仲間がいたからこそ成功に繋がっていると思います。」 イベント作りは経営と一緒と言う野崎さん。誰かに与えられるものではなく、自らが真剣に物事を捉え考え行動し形付けていくことにより、自然と実りも豊かになっていくものだという。

仲間達の変わらない想い

工場の規模を考えると、郊外へ移転すればもっと大規模な工場にすることもできるが、そうしないのには、物流にとても便利な環境と、昔から働いてくれている従業員への配慮にあるという。そしてなにもよりも、信頼のできる生産者、パートナーがいるからこそではないだろうか。

株式会社エーデルワイスファーム
代表   野崎 創
住所   北広島市輪厚531-7
TEL   0120-29-5586
営業時間   夏季:10時〜17時(平日・土・日) 
冬季:10時〜16時(平日・土・日)
URL   http://www.someplace-else.com/